「推し」という言葉が認知され始めて、アイドルやメイド、コンカフェの文化が急速に広まりつつありますが、興味はあるけどまだ「コンカフェには行ったことがない」という方も多いのではないでしょうか?
「高い」「ぼったくられる」「ガールズバーみたいなもの」のように、なんとなくのイメージがあるかと思いますが、今回はコンカフェオーナーである私が
・コンカフェとはどういう場所なのか
・メイドカフェ、ガールズバーとの違い
・コンカフェの楽しみ方
を解説していきたいと思いますので、是非参考にしてみてください!
コンカフェとは
コンカフェの初心者の方は意外と知らない場合も多いのですが、まずコンカフェというのはコンセプトカフェの略称になります!
ではコンセプトカフェとは何なのか・・・
その名の通り、コンセプトのあるカフェになります!
そのままです。笑
例えば忍者カフェだったら、「忍者」、魔法使いカフェだったら「魔法使い」というコンセプトがあるので、そういうお店を総称して「コンセプトカフェ」と言うわけですね!
ここで気づいた方もいるかもしれませんが、メイドカフェも「メイド」というコンセプトのあるカフェなのでコンカフェの中に含まれるわけです。
コンカフェという言葉よりもメイドカフェという言葉の方が先に世間に認知されたため、コンカフェとメイドカフェはなんとなく別物だと認識している方が多いですが、実は仲間なのです。
ネコ科のライオン
ネコ科のチーター
ネコ科のトラ
のような感覚ですかね。
実際どんなところなの?
では店内では一体どういうことが行われているのでしょうか?
コンカフェと一口に言っても今はかなり細分化していまして、ホストのような見た目の男性がたくさんいるイケメンカフェだったり、執事カフェ、メイドカフェ、男装カフェなど本当に様々で、お店によってシステムなども変わってきます。
ですので今回はメイドカフェを例に説明していきましょう。
メイドカフェであれば店内がご主人様のお屋敷のような内装になっていて、自分が来店したらメイドになりきったスタッフがお出迎えしてくれます。
お出迎え(いらっしゃいませ〜みたいな感じ)をされたら次はお店の世界観とお店の説明をされます。
「ここはご主人様のお屋敷なので、私たちメイドはご主人様(客)のご帰宅を心待ちにしていました!
1時間の料金が〇〇円で、ドリンクが〇〇円で・・・」みたいな感じですね。
世界観がしっかりしているお店だと、キャストの言動だったりメニューの内容が設定通りに作り込まれているので、本当に自分がご主人様で、お屋敷(メイドカフェの場合)に帰ってきたような気持ちになれるのです。
ご主人様扱いされることって日常生活では無いですから、いざそう扱われると楽しくなっちゃうんですよね。笑
そこに「自分の好きなタイプの女の子」や、「接客を頑張ってくれた子」がいたとしましょう。
そこで
「あのスタッフともっと話したい!」
「いい接客をしてくれたから感謝を伝えたい!」
と思った時にチェキ撮影を注文して一緒にチェキを撮ったり、キャストが飲めるキャストドリンクを注文してあげて、一緒にお酒を乾杯したりするわけです。
つまり日常では味わえない世界を楽しみながら、可愛い女の子(推し)とワイワイするのがコンカフェの基本的な楽しみ方になります。
お店によってはメイドとして昇格したりするシステムがあったりするので、応援している推しの子が昇格するまでお店に通って支えたり、新人キャストの成長を楽しんだり、距離の近いアイドルを応援するような感覚ですかね。
一例として基本的な楽しみ方をまとめましたが、お客さんによって楽しみ方はそれぞれ。
推しのキャストに貢ぎまくってキャストを独占して周りのオタクにドヤ顔したい人もいますし、逆に忙しい店内を必死に回しているキャストをひっそり応援している人もいます。
こうやって書くとガールズバーとほとんど同じだと感じる人もいるかもしれないのですが、コンセプトがしっかりしているお店であれば、そのコンセプトを楽しむことが出来るので、全く別物だと実感できるはずです。
ガールズバー→お酒を女の子と楽しむ
コンカフェ→コンセプトや空間を楽しむ
といった具合ですね。
↑
こういうお店に行くと違いが如実にわかります。
今回はメイドカフェでの説明でしたが、忍者カフェなら「戦国時代」だったり、魔法使いカフェなら「魔法の国」だったりします。
一人でも大丈夫?
では”初心者一人”でもいけるのか?
結論から言うと
全然大丈夫です!
そもそもメイド、コンカフェのお客さんって8割くらいは一人のお客さんです。
ですのでお店やキャスト側からするとむしろ一人で来るのが当たり前のお店なんですよね。
なんなら一人相手の接客の方が慣れてます。笑
ただ注意しなければならないのは、コンカフェというのはガールズバーみたいに常にキャストが接客し続けてくれるわけではありません。
ですので一人で行くとキャストと会話をしていない暇な時間もあると思いますので、それは認識しておきましょう。
キャバクラ業界の参入コンカフェのキャバクラ化
メイドカフェから人気に火がつき始めて稼げることが広く認知されていくと、反社会的勢力が運営母体のキャバクラグループや、違法なJKビジネスで稼ごうとする半グレのような組織もコンカフェ業界に参入してくるようになりました。
それをきっかけにコンカフェのキャバクラ化も始まっていきます。
こういった理由で今の時代のコンカフェは「従来の秋葉原の文化である[萌え]を重視したコンカフェ」と「コンカフェ風キャバクラ」の2種類が存在するような状況になっています。
「コンカフェ風キャバクラ」の場合、コンセプトの設定はあるものの衣装や内装にその雰囲気があるというだけのお店が多いです。
そういうお店はキャストもただのガールズバーの店員のような接客をしてくるので、コンセプトを楽しむことはできないことがほとんどで、「コンカフェはただのガールズバー」と言われる理由でもあります。
コンカフェが「高い」「ぼったくり」と言われる理由
楽しみ方は人それぞれなので優劣があるわけではありませんが、キャバクラ的な運営方針のお店ではしつこくシャンパンをねだられたり、説明を受けてない手数料を取られたりすることが多いんですよね。
コンカフェ初心者の方が秋葉原のいわゆる萌え萌えキュンをイメージしてお店に入ったのに、キャバクラのようなお店に連れて行かれたら「なにこれ?」となりますよね。
始めからキャバクラやガールズバーとして入れば「まぁ結構飲んだししょうがいないな・・・」になるんですけど、従来の萌えコンカフェとして入ると「いや高すぎでしょ」となる感じです。
今皆さんが持っているコンカフェ業界への「高い」「ぼったくり」というようなイメージはその認識の違いから発生したものになります。
従来の秋葉原の文化をルーツとしたコンカフェを選べればそのような失敗もなくなるのですが、コンカフェ初心者の方に見分けろと言う方が無理な話です。
下記のような記事もありますので、そちらも是非ご確認ください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
コンカフェ初心者の方にもコンカフェの楽しみ方を伝えたいと思い今回の記事を書かせて頂きました。
まとめると「日常生活では味わえない萌えやキャスト達との青春を体験できる空間」というのがコンカフェだと私は思っています!
参考にして頂けたら嬉しいです。
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