地下アイドルやってみたいけど闇が深いってよく言うし不安・・・
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は地下アイドル業界とも親交が深いコンカフェオーナーの私が
・地下アイドルが病むポイント
・辛くなった時のやめ方
などをまとめていきます!
是非参考にしてみてください♪
地下アイドルが病むポイント
表面上は華やかな世界ですが、実はかなり厳しい環境で活動している地下アイドルたち。
皆さんもなんとなく”地下アイドルは闇が深い”という話を聞いたことがあるとは思いますが、具体的にどう言う部分が辛く、病んでしまう理由になるかをまとめていきます。
人気格差
地下アイドルになると皆さん自身が商品になります。
飲食店などでもたくさん売れる商品があれば、ほとんど売れない商品もあるのが普通ですよね。
地下アイドルではそれが人で起こります。
同じ努力をしても人気は同じにはなりませんし、他のメンバーの3倍努力しても努力してないメンバーの方が人気になることだって当然あります。
生まれつきの見た目も人気に大きく影響する要素です。
むしろそこが9割と言って良いかもしれません。
そんな世界で生きていくわけですから”努力が報われない”と感じることもあるでしょうし、人気格差でメンタルを病んでしまう子も多いです。
真面目な子であれば”他のメンバーの足を引っ張っているのではないか”と感じたりする場合もあるそうですね。
低収入
ご存知の方も多いと思いますが、地下アイドルは全然稼げません。
運営にもよりますが固定の給料なんてほぼ出ませんし、バックも自分の売上次第という条件になることがほとんどですから、コンビニでバイトした方がよっぽど稼げるような状況になります。
厳しいレッスンや深夜の練習を行って、いざライブに出てもほとんど稼げないなんてこともザラにありますから、時給換算するとかなり効率が悪く、レッスンやライブの関係でバイトもしずらいため生活は苦しくなる場合が多いです。
もちろん固定のファンがついて、コンスタントにライブを開催していれば物販やチェキバックでそれなりに収入になることもありますけどね。
アイドル活動の中で得たファンや経験が財産になることは間違いないので、将来のための投資と考えて頑張るしかないでしょう。
ちなみに地下アイドルの給料システムについてはこちら
人間関係
同じグループのメンバー同士といっても全員が仲良くやっていけるわけではありません。
人数が多ければ多いほど気の合わないメンバーも出てきますし、派閥なんかも出来上がるものです。
グループ内で疎外感を感じて脱退してしまう子もいるくらいですから、グループ内でも上手くやっていく必要がありますね。
そして人間関係の大変さはメンバー間だけではありません。
運営がクソ
そもそもいじめ的な問題が起きるのって運営の管理能力不足ですし、売れない期間が続くと運営もカリカリしてメンバーに八つ当たりしてきます。
今はSNSで募集してメンバーが集まりさえすれば誰でもプロデューサーになれる時代です。
極端な話をすればこれを見ているあなたでもプロデューサーになれるわけです。
大手事務所や地下アイドル業界で実績のあるプロデューサーであれば信頼しても大丈夫ですが、プロデュース能力なんて皆無の運営も普通にいますから「プロデューサーだから・・・」と盲信するのもよくないですね。
活動していると「お前らの頑張りが足りないからいつまで経っても売れないんだ!」
なんて言われて病むことがあるかもしれません。
もちろんアイドル本人たちにも責任はありますが、アイドルが売れない根本的な原因や責任は必ず運営にあるということだけは忘れないようにしましょう。
演じることへの疲れ
アイドルとしてデビューしたら当然いつも通りの自分でいるわけにはいきません。
グループのコンセプトに合わせた言動や、ファンに喜んでもらえる自分を演じる必要があるわけです。
最初は新鮮で楽しめると思いますが、長くやっていると精神的な疲労がたまっていくもの。
彼氏にフラれて病んでいても、次の日がライブなら笑顔で活動しなければなりません。
無理に笑顔を作るのはかなりストレスが溜まりますよね。
多忙
先述の通り地下アイドルだけで生活していくことはかなり難しいです。
そうなると自ずとバイトなどもする必要が出てきます。
私の店舗にもコンカフェで働きながら地下アイドルをやっている子がいますが、17時から22時まで働いた後に、24時から朝までスタジオでレッスンしていたりします。
実家暮らしだとしてもアイドルとしてのレッスンと学業を両立させなければなりません。
ダンスや歌唱力のクオリティを重視するグループなら特にレッスン量は半端ではないので、体力的にもかなりきついです。
辞めたい時はどうすればいい?
まず地下アイドルを目指す人に伝えたいことがあります。
それは辞めたいと思ったら辞めていいということ。
地下アイドル業界って本当にクソみたいな運営が多いです。
まともな運営組織であれば頑張って続けた方がいいでしょうが、やばい運営だと思ったらすぐに辞めた方がいいですよ。
しょうもない組織での活動は貴重な時間の無駄ですし、将来のためにもなりません。
契約書について
とはいえやばい組織であればあるほど脱退時は揉めるもの。
”辞めたい”と伝えると「お前を一生芸能界から追放してやる」なんて言われるかもしれませんが、1アイドルをまともに売ることができないような運営にそんな力はないので安心してください。
仮に「脱退から1年は芸能関係の仕事禁ずる」みたいな契約書を書いていたとしても、独占禁止法に違反するので無効になります。
一度グループをやめたからといって一生アイドル活動できないなんてことはありません。
違約金について
例えば「2年間の契約期間で、2年未満での脱退は違約金」みたいな契約書を書いていたとしましょう。
労働基準法上は労働契約を結ぶときに、それに付随して労働契約不履行について違約金の定めをしたり、損害賠償額を予定することを禁止しています。
(労働基準法第16条)
https://jsite.mhlw.go.jp/kagoshima-roudoukyoku/yokuaru_goshitsumon/qa07/0103.html
つまり無効というわけですね。
違約金を払わないといけないみたいな状態になったら一人で悩まずに、必ず親や弁護士に相談しましょう。
ほぼ確実に無効にできます。
今までプロデューサーとアイドルという関係で活動しているプロデューサーの言っていることが全て正しいような気がしてくると思いますが、やばい運営は普通に無茶苦茶なこと言ってくるので、しっかりと対応した方がいいですね。
円満にやめるには
それなりに活動しているとすでに固定ファンもいるでしょうし、可能な限り円満に卒業できる方がいいですよね。
その方法はただ1つです。
きちんと運営に相談し続けること。
当然運営としてはあなたにかけた費用や時間を回収したいわけですから、途中の段階での脱退を引き止めてきます。
バイトみたいに「じゃあ今月までね」という風にはいきません。
ですが本当に辞めたいのであればきちんと意思を伝えていく他ありません。
なので脱退したい時は「もう限界」というところまで我慢せずに、早めに相談しましょう。
”明日のライブももう嫌だ”という状態で初めて相談しても、卒業ライブの日程組みなどの関係で数ヶ月は辞められない場合が多いですからね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は地下アイドルの辛いポイントと辞めたい時のことについてまとめてみました!
かなりネガティヴなことばかり書きましたが、地下アイドルになると本当に貴重な経験が出来ますし、稼げなくても続けている人がいるくらいやりがいがあるものです✨
事前にある程度覚悟していた方が続けやすいでしょうから、地下アイドルの現実をありのまままとめてみました。
他にも地下アイドルを辞めた後の進路の記事などもあるので、ぜひ参考にしてみてください♪
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